2021年12月17日金曜日

なにやら四方山話(74)

千葉2区市民連合主催の「市民連合講演会」に参加してきました

満席の会場でした

12月16日に千葉2区市民連合の主催で、習志野市の菊田公民館において「市民連合講演会」が開催。賛同人でもある私も参加してきました。

本日の講演者は、著書「貧困の現場」で日本労働ペンクラブ賞、ジャーナリズム賞受賞。その他にも「15歳からの労働組合入門」などで著名な毎日新聞社・社会部記者の東海林智さん。私のFacebook友達でもあります。

演題は「野党共闘の評価・その手を離すな」でした。東海林さんは講演の冒頭から結論を述べています。「衆院選の結果、野党共闘をどう評価するいのか」というテーマで「小選挙区では敗北していない。何も嘆くことはない。希望を持ち前に進もう」と結論づけています。

力強い講演をする東海林氏。ロン毛がかっこいい。

「立民は比例区で21減となったので、全体では14減となったが、野党共闘をした小選挙区では48議席から57議席と、9議席も増やしている。東京でも小選挙区では野党共闘で4から8議席に倍増した。減少したのは野党共闘していない比例区だ。つまり、野党共闘そのものは敗北していない」と分析しています。

負けた選挙区でもかつてない接戦を展開しており、逆に言えば、もっと野党共闘を徹底していればもっと勝てたということになります。したがって、参院選も含めた今後の議論としては「どうやって、さらに野党共闘を強化・発展させるか」にかかっています。

それなのに、反動勢力が「野党共闘は失敗した」「立憲民主などは共産党、市民連合とは手を切れ」と御用達メディアも動員して喧伝しまくっていることは許せません。

とりわけ、連合が最先頭で反野党共闘キャンペーンをしているのはいかに「全労連憎し」といえども、労働者のナショナルセンターとしての立場を放棄した行為としか言いようがありません。「立民は共産と決別を」「(参院選は)立民と国民民主党の間でやっていただきたい」と、政治センスの欠如を露呈している芳野友子氏を会長の座に座らせた周辺の思惑が見えてきます。

「今回の結果は共闘が強くなる過程。お楽しみはこれからだ」という東海林氏の視点は、まったくその通りです。がんばりましょう。 

東海林氏とツーショット



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