2015年7月27日月曜日

不肖・三田登がモノ申す!(33)

~ストップ!安保関連法案~⑥
~26日の国会包囲行動に2万5千人が結集!~
「命と平和を守るために不可欠」だと?アベよ、ふざけるな!全国民の声で参院可決を阻止しよう!!

戦争法案=安保関連法案の参院本会議での審議入りを前日にした26日、「総ががり行動実行委員会」の呼びかけで、国会包囲行動に2万5千人が結集。「戦争法案絶対反対!」「戦争法案今すぐ廃案!」「安倍政権は今すぐ退陣!」といったシュプレヒコールが国会周辺に響き渡りました。
うしろが衆・参国会議員会館
この日の行動は午後2時から。もちろん私も駆けつけました。灼熱の太陽の下、汗が流れ落ち続けます。しかし、それ以上に熱いのが戦争法案に対する国民の怒りです。衆参国会議員会館、国会図書館、国会正門を、怒れる2万5千人が包囲します。このような行動は全国的に展開され続け、連日、報道されています。

うしろが国会図書館
そして、本日(27日)参院本会議において、安倍首相は法案について「憲法9条の範囲内で、国民の命と平和な暮らしを守り抜くために不可欠な法案だ」と答弁。

この男は自分が何を言っているのか分かっているのでしょうか。国民を戦争に動員するための法律のどこが「命と平和を守る」というのか。しかも明らかな憲法違反のどこが「9条の範囲」というのか。
国会を正面にして人の輪で包囲
こんな簡単な論理破綻も気がつかず、例の舌足らずの口調で語る史上最低・最悪の宰相は、全国民の声と行動で一日でも早く政治の舞台から退場させなければなりません。

今後の主な集会・デモ予定
毎週火曜日・一斉街頭宣伝行動
毎週木曜日・国会前集会(18時半~)
7月28日(火)日比谷野音・集会とデモ(18時半~)
8月26日(水)日弁連・日比谷野音集会
8月30日(日)10万人国会包囲行動(14時~)

八千代・戦争法案ストップの会 (8月宣伝・署名活動)
8月 2日(日)16時~17時 緑が丘駅 
8月 6日(木)16時~17時 八千代中央駅
8月 9日(日)16時~17時 勝田台駅
8月15日(土)16時~17時 八千代台駅、八千代中央駅
8月16日(日)16時~17時 緑が丘駅
8月20日(木)16時~17時 ジョイフル本田前
8月23日(日)16時~17時 緑が丘駅
8月29日(土) 夕方~緑が丘駅前・集会後にパレ-ド(予定)


2015年7月19日日曜日

不肖・三田登がモノ申す!(32)

~ストップ!安保関連法案~⑤
連日の草の根運動を展開中!
澤地久枝さんらの呼びかけに連帯して、全国で「アベ政治を許さない・ポスター」を使って一斉アピール!八千代市でも3駅で70名が参加!

いま話題になっているのが、俳人の金子兜太さんが書いた「アベ政治を許さない」のポスターです。セブンイレブンでネットプリントできるということで全国的に拡散しています。
40名の市民がいっせいにポスターを掲げる(勝田台駅前)
そこで、ノンフィクション作家の澤地久枝さんが「7月18日の午後1時に、全国で『アベ政治を許さない』ポスターを、あらゆる所で一斉に掲げよう」という行動提案を行なったのです。

それに瀬戸内寂聴、鳥越俊太郎、古賀茂明、浅田次郎、柳田邦男、落合恵子、小出裕明、佐高信、鎌田慧、椎名誠、雨宮処凛、森村誠一、上野千鶴子、なかにし礼、大林宣彦、湯川れい子、石坂啓、辛淑玉、見城美枝子、永六輔、倉本聡、高畑勲、小室等、日野原重明、等々124名の著名人らが賛同しました。
私もがんばって演説しました。(強風のせい?やや斜め撮りに)
その統一行動に八千代市民も取り組もう、ということになりました。急遽の取り組みでしたが、「初めて参加した」という方もいました。

当日は強風でしたが、約40名が京成勝田台駅に12時30分に集結。ビラ配布と署名、リレー演説を行い、1時ちょうどに駅前にて「アベ政治を許さない・ポスター」を掲げて、戦争法案を許さない決意をアピールしました。全国で同じ行動があったはずです。

なお、八千代中央駅、八千代台駅でも同時に取り組まれ、合計で約70名が参加したとのことです。把握していませんが、他にも取り組んだ八千代市民もいるのではないでしょうか。

「八千代・戦争法案ストップの会」曽我さんもアピール(勝田台駅前)
1時間の行動でしたが、100筆以上の反対署名が集まりました。戦争法案は参院に送られましたが、なんとしても全国民の声で廃案にしなければなりません。すでに、のべ10万人の国民が国会前で抗議の声をあげています。

かつて、60年安保闘争では30万人の国民が国会に押し寄せ、安倍のお爺ちゃんである岸信介に引導を渡しました。因果応報、今度は法案とともに安倍政権に引導を渡す時です!

2015年7月15日水曜日

不肖・三田登がモノ申す!(31)

~ストップ!安保関連法案~④
14日の反対集会に2万人超が結集!
許すな強行採決!全国民の声で戦争法案をつぶそう!!

これほどまでに大きな国民の声が安倍首相には聞こえないのか!もはや独裁者きどりの彼には、大好きな亡きお爺ちゃん(岸信介)へ「法案成立」の墓前報告をすることしか頭にないのでしょう。彼の大嫌いな北朝鮮の独裁者と、どう違うというのでしょうか。
会場の外にあふれる1万6千人(前方は日比谷図書文化館)
私的な野望、いや、妄想のために戦場に送られる国民はたまったものではありません。そんな声が14日に日比谷野音で開催された「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催の反対集会でした。2万人以上の国民が結集し、法案反対の声がいかに大きいかを具体的に示しました。

当日は「八千代・戦争法案ストップの会」からも34名の市民・市議が参加しました。もちろん、私も参加しました。開会時間に到着しましたが、すでに野音会場は満杯。周辺に旗やプラカードを持った参加者であふれ、外なのに人の体温で汗だくです。

集会は、「制服向上委員会」(不当な難癖がついたので中止かも)のプレ企画、政党挨拶、文化人挨拶、その他の連帯の挨拶があったようです。「ようです」とは、周辺にいたので、会場の様子は伺い知れませんでした。

それでも、ただ待っていたのではおもしろくないと、あちこちで各グループが独自ミニ集会を開き、演説やシュプレヒコールを展開。近くの参加者たちが呼応して、連帯の拍手やシュプレヒコール。熱いのは会場だけではなく、周辺も熱いのです。

デモは警察の交通規制でなかなか動かず、私たちの隊列が出発するまでに、デモ開始から2時間以上かかりました。すでに暑さでフラフラ(?)です。目的地の国会周辺までは1キロもないと思いますが、1時間ほどかかりました。解散した時は、すでに夜の10時過ぎでした。
デモの出発を待つ参加者。すし詰め状態です
暗いですが「ストップ」と見える旗が、八千代ストップの会の隊列です
 このことは多くテレビで報道されていましたが、それを無視して、本日、12時頃に野党が退席するなか、衆院特別委員会において自・公が強行採決しました。

そもそも安倍首相は15日午前の締めくくりの総括質疑で「残念ながら、まだ国民の理解が進んでいる状況ではない」と答弁しています。それでいて強行採決するとは論理破綻そのものです。

まさに国民不在の暴挙であり、断じて許せません。今も国会前では多くの市民らが抗議行動を行なっています。このウネリはさらに拡大してゆくに違いありません。

国会周辺では旗を降ろすように指示する警察(けしからん!)
明日の衆院本会議、参院と、たたかいは続きます。今後の反対行動も予定されています。全国民の力で、なんとしても同法案をつぶし、こんな危ない安倍政権は法案とともに打倒することが国民的課題として求められていることは明らかです。
201507omote
これ以外にも行動予定がどんどん追加されています



2015年7月8日水曜日

不肖・三田登がモノ申す!(30)

~ストップ!安保関連法案~③
~八千代・戦争法案ストップのつどい~
215名の市民が結集!憲法違反の戦争法案可決を許すな!!
会場を埋め尽くした参加者。立っている人も。
去る7月5日、八千代総合生涯学習プラザにおいて「八千代・戦争法案ストップの会」の主催で開催された「八千代・戦争法案ストップのつどい」は、雨天にも拘わらず受付をした数だけでも215名の市民が参加して大成功でした

第1部では、千葉中央法律事務所の高橋勲弁護士の「明らかになった戦争法案の問題点・これからの取り組み」と題した講演がありました。

高橋弁護士は法案の性質を、①法案策定と提出の手続きが立憲主義、国民主権、議会制民主主義に反する。②法案の中身が憲法9条と恒久平和原則に反する。と指摘し、いま、なぜ戦争法案なのかとして、①「抑止力論」は憲法のめざす国際紛争の平和解決の道ではない。②「平和外交」が日本国憲法のもとで目指す道。と解説。

そして「情勢と今後の私たちのたたかいと展望」として、①この間の国民のたたかいによる世論の変化。②憲法学者、文化人などの立ちあがり等を指摘し、①衆院での再議決を許さない。②国民の声、共同の拡大。などを訴えました。
ユーモアも交えての高橋弁護士の講演
第2部は、各方面からの発言、報告などがありました。八千代9条の会。戦争体験の語り部をしている市民。市内の農家。そして、佐倉市の「佐倉・平和を未来につなぐ会」からも参加があり、取り組みの報告がありました。

また、八千代市議として私も発言しました。6月議会では安保関連法案に反対する請願と2会派からの発議案が提出されましたが、請願は12対15で不採択。議員発議も其々が12対15で否決されました。

いずれも自・公の会派が反対に廻りましたが、その理由が「地方議会の事務には馴染まない」というものでしたが、この問題は国民的重要課題であり、法案に賛成という議員は論外。また、「地方議会には関係ない」などという理由で請願や発議案に反対する議員は、政治家としての責務を放棄しているとしか思えません。
6月議会の報告を中心に発言しました
また、ある議員から法案への見解を問われた秋葉市長はまともな見解を示せず、逃げの答弁に終始していました。市議会で「違憲である」と明確に答弁した根本崇・野田市長を少しは見習ってほしいものです。まあ、秋葉ダメ市長じゃ、無理か

最後に「声をあげている全国の多くの人たちと連帯し、夏の暑さを上回る熱いたたかいを推し進めていこう」(要旨)という決議案を採択し、ガンバロー三唱で閉会。朝の駅頭宣伝に続き、会場近くの八千代中央駅で20名がビラ配布と署名活動を行ないました。私も駅頭演説とビラ配布を行ないました。

7月4日~5日に毎日新聞が実施した世論調査によると、内閣支持率が42%、そして不支持率が43%で、ついに不支持が支持を上回りました。国民の声に安倍政権は追い込まれています。この八千代市においても、5日の集会はさらなる弾みになるはずです。

2015年7月6日月曜日

なにやら四方山話⑭

~阪神・淡路大震災から20年~
合同防災訓練に参加してきました

去る7月5日に、大和田防災会の主催で毎年行なわれている三防災会の合同防災訓練がありました。この日は予定が立て込んでいましたが、会員なので何とか参加してきました。ついでに妻も参加。悪天候にもかかわらず60人ほどの市民が参加していました。

会場は大和田小学校。通常ならば広い校庭で炊き出しや、消防訓練、大型消防車もチャーターして見学できたりと賑やかなのですが、あいにくの雨。体育館を会場にして前半はビデオによる講習会です。

真剣にビデオを観ます。
内容を観ると、神戸教育委員会が平成7年の阪神・淡路大震災後、震災の中で得た教訓や体験をまとめた教材である「幸せ運ぼう」を使用していたようです。あれから20年ですから、体験を風化させないための貴重な教材です。その後の平成16年の新潟県中越地震、そして平成23年の東日本大震災は経済的な復興とともに原発問題は極めて重大な政治的課題です。

市の防災課の方々による話では、今後30年までにマグニチュード7以上の大地震がある可能性は75%とのこと。必ずあると考えたほうがいいようです。その場合、ライフラインが寸断され、復旧に3日はかかるから、最低3日分の食糧、水、薬、燃料その他の備蓄が必要とのこと(ふむふむ。なるほど)。

後半は、応急手当てと救命措置の訓練です。グループに分かれて、実際に練習です。救急車への連絡、呼吸確認、心臓マッサージのやり方、AEDの操作方法など。みんな一生懸命でした。私と妻もコンビを組んで作業をしました。

訓練しているとしないとでは違うのではないでしょうか。秋にまたあるそうです。他の自治会や町会でも実施しているはずですから、皆さん、参加しましょう。
AEDの操作方法を練習します。比較的、簡単です。
救急車が来るまでの心臓マッサージは大事な救命措置です。

2015年7月5日日曜日

なにやら四方山話⑬

「認知症サポーター養成講座」を受講してきました

去る7月4日に、八千代市主催の「認知症サポーター養成講座」を受講してきました。福祉常任委員として向学のためという意味もあったのですが、実は私の89才になる母が重度の認知症なので他人事ではありません。

当日は定員(50名)をオーバーする参加者で、「やっぱり、同じ悩みを抱えている方が多いんだなあ」と思いました。講座は、地域での相談所である「地域包括支援センター」の職員によって行われました。

前半は認知症に関する基礎知識編です。全国で認知症の人は、要介護の「自立度Ⅱ」だけでも305万人(平成24年度)。「日常生活自立度Ⅰ」または申請していない人が160万人。MCI(軽度認知障害)の人が380万人。合わせると何と、820万人の認知症高齢者ということになります。85才以上では実に4人に1人の割合となるそうです。

認知症は一言でいうと、脳細胞の障害により起こる症状ですが、症状は様々で一概には言えませんが、一般的には下記の①~⑦への段階があるようです。
①記憶障害
(新しいことが覚えられない。過去のことを忘れる)
②見当識障害
(場所、日時、時間などが分からなくなる)
③判断力低下
(筋道をたてて考えたり、計画ができない)
④実行機能障害
(日常の作業が手順通りにできなかったり、時間がかかる)
⑤失語
(相手に言葉で意志をうまく伝えられない。相手の話す内容が理解できない。日常に使う物の名前が出てこない)
⑥失行
(着替え、使い慣れた道具などの使い方が分からない)
⑦失認
(物を見てもそれが何か理解できない。身近な人の顔などが分からない)。

これら一連の進行度合いを中核症状と言うそうです。ちなみに私の母は⑦です。

後半はケーススタディです。「認知症サポーターとして出来ること」をテーマに、グループに分かれて、家族や遭遇した認知症の人と、「どう対応するべきか」を議論しながら学びます。また、職員による具体例や寸劇で確認し合います。

講座受講者は「オレンジリング」がもらえます。それがサポーターのしるしになります。「これをつけて外出してください。困った人がそれを見てサポートを依頼してきます」と言うことらしいのですが、そもそも、どれだけの人が「オレンジリング」を知っているのか疑問です。要は、つけようがつけまいがサポーターの自覚の問題ではないか。リングの製作費は、おそらく、かなりの額です。その予算を別の経費に廻すべきでは。まさか、厚生労働省と業者の癒着が…。などと疑うのは考えすぎかもしれませんが。

いろいろ勉強になりましたが、感じたことは、家族だけで全ては支えきれない問題だということです。周囲の善意によるサポートも大事ですが限界があります。国や自治体によるサポート態勢こそが問われています。八千代市の福祉行政は遅れており、むしろ後退しています。行政のチェック・提案役である議会の役割はますます重要です。
左が説明パンフレット。右がオレンジリング


2015年7月1日水曜日

市議会レポート⑧

総括審議でふたつの討論をしました

去る6月12日の一般質問に続いて、6月25日に行われた総括審議で、採決に先だつ討論において、ふたつの請願に対する討論をしましたので掲載します。なお、請願22号は5対22。請願23号は12対15で、残念ながら、いずれも不採択となっています。

請願22号に関する討論
請願第22号「新川周辺地区都市再生整備事業決議の判断ミスと結果責任を求める件」につき、 委員長報告は不採択でしたが、不採択に反対、請願に賛成の立場で討論を行います。

近年の八千代市は厳しい財政難にあります。昨年に公表された有識者による「財政診断報告書」や「公共施設再編に係る提言書」でも、その点が指摘されています。ここで詳しいことは触れませんが、とりわけ90年代以降からの借金が増大しました。

その大きな理由としたては開発とハコモノ建設を優先し、その財源確保に多額の地方交付税が投入され、市の財政は借金まみれになったことによります。結果として、経常収支比率は悪化しました。各基金も減少しました。八千代市民は、その負の遺産を押しつけられ、苦しんでいます。

とりわけ、東京女子医大誘致、新川ハコモノ計画などは市の財政に大きな負担となりました。その時の旗振り役であり、最高責任者が豊田当時市長であります。豊田市政の10年間で財政が大幅に悪化したのは様々な統計が客観的に示しています。

その責任をとるでもなく、なんと退職金5千194万円を受け取り、任期途中で国選に鞍替えしたわけですが、国会議員となった現在も八千代市との関わりは大きく、そういう意味では、当時の首長としての責任を果たす義務が依然としてあるというのは市民感情として大いに理解できるところであります。また、一部返還の取扱いについての法的な方策はあります。

いずれにしても、まずは、豊田前市長に道義的責任をまっとうすべきことを市議会として求めるべきではないでしょうか。

また、一方だけに身を削ることを求めるのではなく、市議会においても責任の一端はあること、また、財政難に対してもエリを正す意味からも市民の声に答え、報酬の減額を行なうこと。さらには秋葉市長においても、すでに実行している3割減額は本件とは別の部分であることを鑑みれば、市長にも報酬減額という市民の声に真摯に答えるべきと考えます。このさい、本請願に採択されることを皆さんに強く訴えて、討論といたします。
請願23号に関する討論
請願第23号「安保関連法案に反対する意見書を提出することを求める」件につき、委員長報告は不採択でしたが、不採択に反対、請願に賛成の立場で討論を行いたいと思います。

「日本は戦争をしたほうがいいか」との質問には、すべての国民が「ノー」と答えることでしょう。それほど、かつて日本は大きな過ちを犯しました。そして、日本は70年間、同じ過ちを犯さない為の決意と反省を忘れずにきました。それは憲法9条を始めとした平和を守る国家のルールを堅持することによって、また、自らの経済的発展をも成し遂げてきました。

日本は立憲主義の国であります。その時々の権力者の都合によって国のルールを変更されないために必要な絶対的法則であります。それが否定され、日本が再び70年前の悪夢に巻き込まれようとしている。それが、安倍内閣が推し進めた特定秘密法であり、解釈改憲であり、国家安全保障会議であり、そして、日本が普通に戦争参加できるようにするための、今回の11からなる「平和安全法整備法案」、「国際平和支援法」すなわち自衛隊海外派遣恒久法の新設であります。

去る6月4日の衆院憲法審査会で、自民党など各党の推薦で参考人招致された憲法学者3人が全員、「集団的自衛権行使を可能にする新たな安全保障関連法案は憲法違反」との見解を示しました。また、22日には政府の憲法解釈を担った2人の元内閣法制局長官が衆院特別委員会で、安保関連法案を憲法違反と厳しく批判しています。やはり、この法案は間違っています。

「地方議会には馴染まないデーマだ」との考えもあるかもしれません。しかし、これは国民的重要問題であります。世論調査でも6割以上の国民が反対しており、反対の決議をする地方議会も日増しに増えています。

国の政治・経済は中央政治によって支配されるものではなく、地方政治・地方自治に支えられているものです。ならば、地方政治にたずさわる立場の者として、意志表示をする権利と責務があるのだということを強調したいと思います。このさい、本請願の採択することを皆さんに強く訴えて討論といたします。