2015年6月29日月曜日

市議会レポート⑦

三田 登の6月議会・一般質問(要旨)

6月議会での私の一般質問が12日にありました。質問議員の一番最後でした。持ち時間の1時間を目いっぱい使い(残り5秒)ましたが、最後は駆け足になりました。長いので、要旨(それでも長いですが)にして記載します。詳細を希望の方は、市議会ホームページのインターネット中継で御覧ください。
(討論もしましたので、次回のブログにて掲載します)
熱弁をふるいました(ネット中継より)
1.福祉作業所の民設・民営化への変更問題について 
●質問①
たった1回の協議による方針変更は拙速ではないのか。
●質問①の回答(中台健康福祉部長)
サービスの充実・拡大の可能性や長期において同一の事業所が管理運営することにより、利用者への負担が軽減されること。また、費用の比較においても建設及び運営にかかる費用の軽減が見込まれる。
●(三田)
公設民営の指定管理者だって「民」。障害福祉サービス事業は、障害者総合支援法により、指定管理者が変わっても運営管理の方針が変わるものではない。同一事業者云々を論ずるのはおかしい。

●質問②
八千代市障害者健康福祉推連絡会議で、障害者にとって最も重要な「施設のあり方」がどれだけ検討・検証されたのか。
●質問②の回答(中台健康福祉部長)
平成26年7月31日に開催した八千代市障害者健康福祉推進連絡会議においては、あり方検討委員会からの提言内容を踏まえた資料を提供し、総合的に検討を行った。
●(三田)
あり方検討委員会では、あくまで従来の公設を前提にした議論しかしていない。民設民営の話は昨年9月に初めて聞き、寝耳に水だった。合意形成など、まったくなかった。

●質問③
民設移行により、建設が当初計画より2年遅れる(連絡会議の会議録によれば基本設計は25年度で完了となっている)のは約束違反ではないか。
●質問③の回答(中台健康福祉部長)
現在の総合計画では,平成29年度当初の開所に向けたスケジュールになっており、民設民営に移行することにより、平成30年度当初の開所になる。
また、八千代市手をつなぐ親の会、利用者の保護者及び重度重複障害者の保護者の方に対し説明会を実施し、当初総合計画より建設が遅れることに関しては、ある程度のご理解をいただいた。
●(三田)
長年かけて協議されてきた計画を一方的に変更したあげく、2年先になることの理由説明になっていない。連絡会議の会議録では平成25年度に基本設計が完了となっている。

●質問④
指定事業にした時に、公設民営の場合と民設民営の場合の運営費用はさほど変わらないのではないか。
●質問④の回答(中台健康福祉部長)
送迎費及び人員加配分については、給付費等で賄う部分ではないと考えておりますので、公設民営における指定管理者制度では委託料が必要となる。
●(三田)
経費の比較をするのなら、同じ事業をするのだから、まず同じ条件で比較するのが常識。なぜ、送迎費だの人員加配分だの公設のほうだけに委託料としてわざわざ計上するのか。

●質問⑤
公設の場合、民設民営の場合それぞれ建設費は。
●質問⑤の回答(中台健康福祉部長)
市が建設する場合、約9億円かかると積算。民間事業者が建設する場合、施設整備に効率性を求めることにより、鉄骨構造を採用するなど、市が建設するよりも多少低い金額になることも想定される。
●(三田)
ということは民設では将来の増員に対応できない。そうなると入所希望者を断るという事態も予想できるのではないか。

●質問⑥
民設施設の場合、市は建設費、運営費の補助金を出すのか
●質問⑥の回答(中台健康福祉部長)
現在作成している募集要項に定めることにより、建設及び運営に対して、補助金を交付していきたい。
●(三田)
公設でも事業申請をすれば国や県から介護報酬という形で、いままで市が出していた年間約1億円に見合うお金がでる。また、市は「近隣に重度重複障害者の受け入れ可能施設がなく、費用の面において民間事業者での運営は難しい」と認めている。当初の計画である公設民営に戻すための再検討をするべき内実が明らかになった。

●質問⑦
民設・民営は重大な福祉切り捨てではないのか。
●質問⑦の回答(秋葉市長)
公設民営、いわゆる指定管理者の場合、条例改正や協定の変更などの手続きに時間を要する。一方、民設民営では長期間において同一の事業者が管理運営を行うことにより、新たな事業の拡大にかかる設備投資や柔軟なサービスの拡大の可能性がある。
また、指定期間毎に指定管理者が変わった場合,障害の特性により利用者が環境の変化に対応できない可能性がある。
●(三田)
これまでの質疑応答ではっきりしたことは、土地まで用意して福祉作業所を建設しようと予定していたのに、運営費も国や県からでることを承知しているのに、土壇場になって建設費用が惜しくなった。また、障害者福祉は大変だから、土地の無償提供、建設費、運営費の助成と交換に民間に丸投げしてしまおう。という秋葉市長の姿勢の表れだ。

2.「農業交流センター」について
開通直後の土曜日なのに閑散とした歩道橋(ペデストリアンデッキ)
●質問①
歩道橋(ペデストリアンデッキ)建設によって、どのような効果があるのか。
●質問①の回答(五十嵐産業活力部長)
これまで利用されていた国道16号の歩道は人と車いすがすれ違う場合,車いすと自転車がすれ違う場合など、お互いに一旦停止してよける必要があったが、今回整備した歩道橋は車いすと自転車も余裕をもって、すれ違いができるようになった。 また、歩道橋が整備されたことで,高低差が無くなり、最短距離で利用が可能となった。
●(三田)
従来の説明だと、農業交流センターはふるさとステーシニョンと農業の郷の中にある、一体の施設として繋げる構想が従来からあったから。そして、交流センターへの集客力を高める狙いもあって建設したというものだったはず。
それが、あたかも、お隣の八千代橋が狭くて危険だから市民の安全のために代替のものとして建設されたかのような話しに変わってしまっている。つまり、仮にペデストリアンデッキが本来の役割を果たせなくても「八千代橋の危険性が改善されたから意味があった」など、問題をすり替えることで責任逃れの伏線をはっているように聞こえてならない。

●質問②
当面どのくらいの利用人数を予測しているのか。
●質問②の回答(五十嵐産業活力部長)
ふれあいの農業の郷構想の中の施設として位置付けており、橋としての利用人数の予測はしていない。

●質問③
建設は当初からの計画だったはず。予測もできない計画とは、無責任ではないのか。利用人数を調査する予定はないのか。
●質問③の回答(五十嵐産業活力部長)
今後の参考とするため利用人数の調査を実施した。先の5月22日金曜日と23日土曜日に行った。5月22日金曜日は約1,000人の利用があり、23日土曜日は約2,500人の利用があった。
●再質問 
往復する分も加算されているのではないか。
●再回答(五十嵐産業活力部長)
往復した方は、2回数えていることになる。(傍聴席から笑い)
●(三田)
4億円近い建設費を投じたペデストリアンデッキは極めて利用者の少ない交流センターの利用者数アップの切り札のはず。今後も、デッキ及びセンター全体の利用調査の継続を求める。その統計結果を踏えたうえで、この問題について引き続き、問いただしていく。

●質問④
3月議会で私が求めて、市も了承した斡旋料は徴収しているのか。
●質問④の回答(五十嵐産業活力部長)
管理運営仕様書の変更が必要となる。指定管理者とは、斡旋料徴収について話をしているが合意には至っていない。

●質問⑤
「管理運営仕様書の変更が必要」の旨は3月議会の質問回答で全く言及されていなかった。あの時点ですでに分かっていたはず。不誠実な回答だ。
●質問⑤の回答(五十嵐産業活力部長)
今後、引き続き検討をしてまいりたい。
●(三田)
その場しのぎの答弁では困る。

●質問⑥
やちよ農業交流センターの指定管理料が4,664万円、・八千代ふるさとステーションが2,502万円となっているが、ふるさとステーションの年間委託業務分が約690万円、農業交流センターが約1,100万円。交流センターの予算が1.6倍になる理由は。
●質問⑥の回答(五十嵐産業活力部長)
主には、ふるさとステーションで行っていない日常清掃、ホームページの運営管理について委託していることによる。

●質問⑦
清掃費は交流センターが約535万円、ふるさとステーションは約130万円。なぜ、こんなに違うのか。また、ホームページなどの宣伝費は370万円。かりすぎではないか。
質問⑦の回答(五十嵐産業活力部長
八千代ふるさとステーションでは定期清掃(床のワックス掛けと窓掃除)を委託しているが、やちよ農業交流センターでは日常清掃についても委託している。また,ホームページなどの宣伝費については、指定管理者が施設の宣伝のために必要なものとして支出した。

●質問⑧
なぜ交流センターだけ日常清掃業務も別に委託なのか。
●質問⑧の回答(五十嵐産業活力部長)
指定管理者の事業の運営については、各々の事業者ごとに行っており、やちよ農業交流センターにおいては、清掃業務は専門業者に委託するとの指定管理者の方針のもとで委託を行っている。
なお、委託の内容は、管理運営仕様書の中で50万円を超える場合は、市と協議を行うこととなっており、協議の上承認している。
 
●⑥~⑧(三田)
あたかも50万以上の」変更がある場合は協議しているかのような説明だが、実際は形だけで、指定管理業者が申請すれば、そのまま通ると担当部署から聞いている。回答に共通した特徴がある。それは、ひとたび指定管理者と契約してしまうと、総額さえ越えなければ内容は関係ない。指定管理者のやりたい放題だということだ。それが八千代市の現指定管理制度の問題点だ。

●質問⑨
人件費が増えているが理由は。
●質問⑨の回答(五十嵐産業活力部長)
平成25年度の実績を参考に人員や雇用状況の見直しを行ったことによる。
●再質問
内容及び増えた金額は
●回答(五十嵐産業活力部長)
見直しの内容としては、パート社員を1名増加したこと。常用的なパート社員を正社員として採用した。金額としては、約152万円増えており、増えた経費については、指定管理料の中で対応している。
●(三田)
しっかり精査したのか。指定管理契約は5年でも、定期的に内容の見直しを行なうそうだが、それは、もっぱら事業者からであり、市側からは、まず無いとの話しを担当部から聞いた。そして、それは契約額の範囲内であれば通るとも聞いている。総額の帳尻さえ合えばいいのか。たとえ総額は同じでも、無駄な部分があれば削って、必要だという部分に使うことによって、よりよい事業展開ができるはず。予算に変わりがないから、内容は二の次では無駄遣いが踏襲されていくだけだ。

●質問⑩
今年度から、施設の光熱水費について市の予算で計上されているが、そのようにした理由は。
●質問⑩の回答(秋葉市長)
やちよ農業交流センターにおいては、テナントが未入居等であることや、市で運営した実績がないことから、光熱水費の支出の予想が難しい状況となっていた。指定管理料については、指定管理者との協定書により、協議が整わないかぎりは、減額できないこととなっている。
このことより、毎年度の協議の負担を減らすためや管理運営費の明確化を図るために、光熱水費相当分の指定管理料を減額した上で市の予算として計上している。
●(三田)
これまで、指定管理者制度における管理運営費について7つほど質問してきた。そこで明らかになったことは、ひとたび指定管理者と協定を結んだら、いわば「おまかせ状態」になっている実態。工夫が足りない。たとえば、センターのために新たに職員採用するわけではなくて、現在の全職員の人員体制はどうなのか検証しているのか。あるいは、秋葉市政になってから、やたら増えている残業代は適正なのか。などなど、それらを見直すことによって余力を形成し、センターに人員配置が検討できないのか。
指定管理制度があるからと、ただ機械的に制度を採用するのではなく、そもそも、事業が本当に必要なのか、現状をしっかりと見たうえで、必要なら必要で、事業主体のあり方を再検証すべきだ。とりわけ農業交流センターは、その最たるものではないか。

2015年6月22日月曜日

不肖・三田登がモノ申す!(29)

~ストップ!安保関連法案~②
連日の宣伝・署名活動に奮闘しています!

21日は、人出の多いホームセンターのジョイフルホンダ前で宣伝活動を午前から予定していました。ところが、さすがに梅雨時。当日は朝から雨模様で暗雲が広く立ち込めてポツポツと小雨が降っています。
宝くじを買う相談をしているわけではありません(笑)
(ジョイフルホンダ前にて)
中止かな。と思いましたが、「とにかく集まろう」ということで18人がジョイフル横の宝くじ売り場前に集結。さらに雨足が強まったので、急遽、屋根のある八千代中央駅と緑が丘駅に移動。アメニモマケズ、カゼニモマケズがんばって駅頭宣伝を展開しました。

新調した横断幕はなかなかイケてます。元教師であるメンバーの、かつての教え子が看板制作会社の社長とのことで、恩返しとばかりに2枚を無料で製作してくれたそうです(泣かせる話ですね~)。
なかなかイケてる横断幕です(八千代中央駅)
また、当日はかつての反戦フォークソング・トリオも登場。昔とった杵柄(?)。すばらしいノリで雰囲気を盛り上げてくれました。そこらのストリートミュージシャンにも負けていません。
いよっ!きまってます!(八千代中央駅)
演奏も歌もうまいです!(八千代中央駅)
安倍内閣・与党は衆院の会期を9月末まで会期延長しつつ、ふらつく維新の党を取りこんで法案の成立を画策しています。しかし、6割以上の国民が反対している法案の成立は絶対に許されません。
例によって私も駅頭演説をしました(八千代中央駅)
6月6日付けの朝日新聞の社説では「およそ法たり得ないものが国会で論議されているという根本的な指摘に、政府と与党は耳を傾けるべきだ」と指弾し、6月16日付けの社説では「安倍内閣が提出した安全保障関連法の一括改正案と『国際平和支援法案』は、憲法違反の疑いが極めて濃い」とし、「廃案で出直すしかない」という正しい結論付けをしています。

「法たり得ない」とは議会に対する最大限の批判です。それほどまでに安倍晋三という稚拙で危うい御坊っちゃん宰相の本質が、もはや公に糾弾されているのです。お腹が痛くならないうちに、早々に政治の舞台から退場して、大好きなお爺ちゃんの墓参りにでも行ったほうが身の為でしょう。

2015年6月21日日曜日

不肖・三田登がモノ申す!(28)

~ストップ!安保関連法案~①
反対運動に日増しに拡大する市民の共感!

安倍内閣は、企業の派遣労働者受け入れ期間の制限をなくし、「生涯派遣」を拡大させる派遣法改悪案を19日に衆院を可決させ、今国会で成立せるつもりです。

その先にあるのは残業代ゼロ法案です。このように、次々と労基法改悪を成立させようとしているのです。併せて、安全保障関連法案の成立のため、維新の党を巻き込みつつ、会期を9月まで延長させて法案を成立させようと画策しています。

この間、「安保法制案は違憲」という自民党推薦の学者の見解や、自民党長老、日弁連、文化人、学者、市民団体、労組、そして、多くの国民が全国で反対の声をあげています。安倍内閣は、そのような世論も無視しようとしています。

19日には、政府の憲法解釈を担当する横畠裕介・内閣法制局長官は、衆院特別委員会でフグに例えて、「毒があるから全部食べたらあたるが、肝を外せば食べられる」という珍説を披露。「包括的な集団的自衛権は違憲だが、限定的なら合憲」という意味らしいですが、訳の分からない比喩話をしてしまうほど、安倍内閣は追い込まれているということでしょう。
赤ちゃん連れのママも署名(八千代中央駅)
既報の通り、6月4日に結成された「八千代・戦争法案ストップの会」は、精力的に運動を展開しています。「戦争への道につながる法案に反対」の一点を以って、市民、市民団体、労組、議員らが会に結集して連日の運動を繰り広げています。

女子高生たちも!(八千代中央駅)
駅頭での宣伝活動をやっていると、日増しに手応えを感じます。ビラの受け取りがとてもよく、積極的に署名に参加してくれます。とりわけ、若い男女、高校生、主婦が多いのが特徴です。この日は夕方6時から八千代中央駅にて。私も駅頭演説とビラ配布に奮闘しました。この勢いを各地域での草の根運動に拡大させ、法案を廃案にさせましょう!
若い女性たちも!(八千代中央駅)












2015年6月18日木曜日

市議会レポート⑥

6月議会の一般質問・常任委員会が終わりました
議員はもっと働くべき
6月議会(第2回定例会)は、3日の議案上程、9日~12日の質疑、16日~17日の各常任委員会が終わり、25日の総括審議を残すだけとなりました。

しかし、考えてみると、議会運営委員会などを入れても正味10日。定例会は年4回だから単純計算で年間40日。質疑でも1人あたり1時間の制限があり、時間切れで未消化に終わる議員もいます。

むろん、臨時会が行われる場合もありますし、それ以外の委員会、会派の会議、あるいは様々な調査・研究、市民からの要請など、実際には「年間40日労働」ではありませんし、議場外でも地域での様々な取り組みがあります。が、それにしても議員はもっと働くべきです。

門前払いとなった多くの陳情
6月議会では11件の議案と3件の請願、1件の陳情がありました。3月議会と比較すると予算関連がないこともあり、議案は少なめです。しかし、陳情はもともと1件だったのではなく、議長の諮問により18件のうち17件が付託されず門前払いとなった結果でした。たしかに委員会付託には馴染まないものも一部にはありましたが、やりすぎです。

とりわけ、議会改革に関する有意義な陳情が5件あったのに、すべて門前払いになったのは問題です。「議会のことは議員が決める。市民は口をだすな」ということならば本末転倒ですし、「開かれた議会」や「議会改革」など永遠に不可能でしょう。

注目した議案
さて、長くなるので、気になった点だけ簡単に書きたいと思います。議案第1号の「いじめ対策」については必要なことです。しかし、文部科学省の方針は、いじめる側にペナルティを与えて力で抑え込むというものです。

八千代市もその方針を踏襲しようとしている点が気になります。それだけでは根本的な解決にはなりません。もっと教育現場と家庭と連携した対策が必要です。

議案第4号の「重度心身障害者の医療費助条例の改正」は、県の助成金要項の変更を理由に「生活保護受給者だけでなく、65歳以上の者も助成対象にしない」とするものです。しかし、現在でも認定者は2446人おり、6割が65歳以上という実態があります。

私は「県の要項が変更されたからと機械的に処理するのは問題だ。実際、医療自己負担分を全額補助したり、減額するなどの努力をしている自治体は県内でいくつもある」と議案反対を福祉常任委員会で主張しました。

なお、安保関連法案反対など、いくつかの議員発議も提出されています。これについては、次回のブログで情報発信いたします。

注目した請願
請願第21号の「八千代市福祉作業所の民設民営化を撤回し、当初計画の公設民営に戻すこと」を求める請願も、去る4月26日付けの当ブログで「福祉切り捨てによる、民間業者への責任丸投げ」と批判しているように、前期・第4次総合計画での予定どおり、公設による施設建設を福祉常任委員会で主張しました。

請願第22号の「新川周辺地区都市再生整備事業決議の判断ミスと結果責任を求める件」については、八千代市が財政難に陥ったのは、豊田市政10年で開発・ハコモノ優先で公債費を増大させ、経常収支比率を悪化させたことが要因です。

そのA級戦犯がのうのうと5200万円の退職金を受けとり、国会議員に収まっていることに対して、結果責任を問うのは市民感情として当然です。また、議会や現市長も責任の一端はあります。同請願は、豊田前市長に退職金の一部返還と現市長と議員の報酬減額を求めています。

請願第23号の「安保関連法案に反対する意見書を提出することを求める」件についても国民として当然の求めだと思います。時の政権の都合で憲法を勝手に都合よく解釈して、戦争に加担しようとする法案は絶対に認められません。この問題については、6月5日付け、6月14日付けの当ブログでも主張しています。

安保関連法反対の請願が委員長判断で不採択
17日の総務常任委員会で「安保関連法案に反対する意見書を提出することを求める」請願でに対して、賛否が3対3の同数となり、最終的には委員長判断で不採択となりました。こんな大事な決定なのに委員長からの意見説明もなく「反対です」だけです。おかしな話です。

なお、請願に賛成した議員は、橋本淳議員(新みんなの広場)、植田進議員(日本共産党)、河野慎一議員(新未来)。反対したのは、正田富美恵議員(公明党)、塚本路明議員(自由民主党)、小澤宏司議員(市民クラブ)、そして委員長の横山博美議員(市民クラブ)でした。

25日の総括審議へ
請願22号と23号については総括審議で討論しようと考えています。中味についての議論もなく、ただ採決に参加するだけという議会活動からみんなで脱皮しなければ、いつになっても市民と議会の距離は狭まりません。

なお、ブログなのに、だいぶ長くなったので、12日の私の一般質問報告は25日の報告と併せて次回のブログにて情報発信いたします。


議案第1号 
八千代市いじめ問題対策連絡協議会及び八千代市いじめ問題対策調査委員会条例の制定について
議案第2号
八千代市税条例等の一部を改正する条例の制定について
議案第3号
八千代市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第4号
八千代市重度心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第5号
八千代市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
議案第6号
八千代市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第7号
専決処分の承認を求めることについて(八千代市税条例等の一部を改正する条例の制定について)
議案第8号
契約の締結について(八千代市立高津中学校校舎地震補強等(建築)2期工事)
議案第9号
契約の締結について(八千代市立村上東小学校校舎地震補強等建設工事)
議案第10号
路線の廃止について
議案第11号
路線の廃止について


請願第21号
八千代市福祉作業所の「民設民営化」を撤回し、当初計画の「公設民営」に戻すことを求める件
請願第22号
「新川周辺地区都市再生整備事業」決議の判断ミスと結果責任を求める件
請願第23号
安保関連法案に反対する意見書を提出することを求める請願


陳情第18号
八千代台東南公民館駐車場増設に関する件

【お詫び】
文中に誤りがありましたので同日19:50に一部を修正しました。









2015年6月16日火曜日

なにやら四方山話⑫

わが家の庭で採れた梅で
わが家の裏庭には2本の梅の木があります。25年前に八千代市に引っ越してきた時に3本の小さな梅の木を植えました。2本は紅梅で観賞用。1本だけ実をつける木でした。

1本は10年ほど前に枯れてしまいましたが、2本は健在。立派に育ち、枝を剪定する時には大型の脚立がないと無理で、ひと苦労です。

それでも初春には愛らしい花を咲かし、庭中にひかえめな香りを届けます。しかも、それで終わりでななく、枝に梅の実をたわわにつけます。

今年は議員活動を逃げ口上に、畑(家の隣に20坪ほどの畑を借りています)と庭の手入れを妻に押しつけていますが、知らない間に妻が梅の実を収穫したようです。

上の写真で分かるでしょうか。とても大きな実です。大型の梅酒用瓶と比較すると大きさが分かります。1本の木からですが、約13キロありました。

下の写真は、早くも妻が梅漬けしていました。真ん中の大きな瓶は梅の塩漬け。この後に出して日干して、梅干しにするそうです。他は梅酒、梅ジュースだそうです。夏ですねえ…。




2015年6月14日日曜日

不肖・三田登がモノ申す!(27)

~戦争法案ストップの会が駅頭宣伝~
7/5「八千代・戦争法案ストップのつどい」を成功させよう!

安倍内閣が推し進めている国家機密法~解釈改憲~安保法制改悪~集団的自衛権行使への一連の流れは、アメリカの意向に沿いつつ、日本を「普通に戦争する国」にして、若者を戦争に動員することにあります。

それこそが安倍晋三の目指す「戦後レジームからの脱却」であり「美しい国」の姿なのです。ポツダム宣言もよく読んでいない、祖父(岸信介)への憧れだけを拠り所にしている稚拙な三流世襲議員が「戦後」を語る恐ろしさ。このままでは大変なことになります。

ついに、身内の長老政治家や憲法学者からも堂々と批判され、現職の自民党議員からも批判が始まりました。「正直、なぜ急ぐのか私にも分からない」。今日(6月14日)付けの自民党議員の声を取材した朝日新聞の記事です。

少なからぬ自民党議員が地元で安保説明をする際に、説明できずに当惑している姿が紹介されていますが、少しでも良心のある政治家なら当然のことでしょう。

危機感を持った自民党本部は、議員らに街頭や集会で説明するように指示を出したとのことですが説明できないでいるのです。「やっぱり、おかしい!」という声は全国民に広がっています。その声を草の根運動で拡大して、何としても戦争法案を潰さなければなりません。

そこで、「八千代市・戦争法案ストップの会」は波状的な宣伝活動を開始しました。「急いで戦争法案ストップの声をあげよう」と題したビラ4万枚の配布活動を展開しつつ、駅頭宣伝などを波状的に行っています。(下記参照)

1波宣伝行動
6月12日(金)勝田台
6月14日(日)緑が丘駅
6月16日(火)勝田台駅
6月19日(金)八千代中央駅
6月21日(日)ジョイフル本田
6月26日(金)緑が丘駅
7月 5日(日)八千代中央駅

本日も朝10時から緑が丘駅にて30名の市民が参加しました。わずか1時間で370枚のビラが配布され、65筆の反対署名が集まりました。特に印象的だったのは多くの若者や制服を着た高校生がビラを受け取り、署名をしていました。長い間、駅頭宣伝をしていますが、こんなことは(私としては)初めてでした。それほどまでに安倍内閣は暴走しているということでしょう。

来る7月5日の「八千代・戦争法案ストップのつどい」を市民の力で成功させましょう。戦争法案可決を阻止する国民的な大運動のウネリをいかに作りあげるかが時間との闘いとともに問われています。

署名やシールアンケートも実施。赤色が法案反対(八千代緑が丘駅)

ビラの受け取りがとてもよかったです(八千代緑が丘駅)

はりきって駅頭演説をしました(八千代緑が丘駅)

2015年6月5日金曜日

不肖・三田登がモノ申す!(26)

~ 「八千代市・戦争法案ストップの会(仮称)」結成へ ~
戦争法案ストップへ、呼びかけ人会議が開催されました!

許すな!戦争参加への11法案
安倍内閣は「解釈改憲」を振りかざしながら、今国会で安保法制改定=戦争法案化を強行しようとしています。国家を支える立憲主義を根底から否定しているのが安倍内閣なのです。戦後最悪の内閣だと言っていいでしょう。

10の「平和安全法整備法案」から専守防衛の理念を外して改悪し、また、「国際平和支援法」すなわち自衛隊海外派遣恒久法を新設し、11の戦争法案を今国会で議席数にまかせて成立させようとしています。成立後のチェック役が「国家安全保障会議(日本版NSC)」で、司令塔となるのが首相、官房長官、外相、防衛相によって構成される「4大臣会議」ですから、もはや論外です。

成立させるな!国民不在の戦争法案
朝日新聞による5月17日付けの世論調査によると、「今国会で成立させる必要があるか」という質問に60%が「必要ない」と答え、「必要がある」と答えた人は23%にすぎませんでした。また、共同通信の5月31日付けの世論調査では「十分に説明しているとは思わない」が実に81.4%となっています。

つまり、国民にろくに説明もせずに、合意もなく、「アメリカとの約束だから早く決めてしまえ」という安倍内閣の思惑だけで戦争法案が決められようとしているのです。安倍内閣が唱える「積極的平和主義」とは「積極的に戦争参加する」という意味であることが完全に明らかになりました。反対の世論はさらに増えていくことでしょう。

自民推薦の憲法学者も法案にレッドカード!
去る6月4日の衆院憲法審査会で、自民党など各党の推薦で参考人招致された憲法学者3人が全員、「集団的自衛権行使を可能にする新たな安全保障関連法案は憲法違反」との見解を示しました。本日づけ(5日)の朝日新聞では「安全保障関連法案にレッドカードをつきつけた」と報道しています。

草の根運動で戦争法案をつぶそう!
全国的に戦争法案反対の運動が盛り上がっていますが、八千代市でも取り組みが開始されました。戦争法案ストップへの呼びかけ人会議が約60名の市民、市民団体、議員などで組織され、私も呼びかけ人となっています。今後、さらに共同の輪が拡がることでしょう。

そして、去る6月5日、八千代市民会館において、第1回呼びかけ人会議が開催されました。千葉県弁護士会の宮腰直子弁護士から「戦争法案と憲法」と題した講演がありました。

続いて①「八千代市・戦争ストップの会」の結成。②戦争法案廃案の一点で共に行動する。③そのために市民に向けてのアピール、学習、宣伝、署名、集会など草の根運動を展開する。④事務局体制が確認され、当面の運動として、宣伝・署名、各団体への申し入れ、国会や各種集会参加。などが提案され、八千代市で大決起集会を開くことも確認されました。多数の市民が参加して、午後6時から始まり、予定の午後8時を大幅に超える真剣な議論が続きました。

八千代市議会でも市民から「安保関連法案に反対する意見書を提出することを求める」請願が提出されています。私も紹介議員になりました。しかし、議長の諮問書に「本市の事務に関連しないが…」とされていました。今回の戦争法案が地方政治にも深く係る性質の問題であることを敢えて「事務」の問題に置き換えることは間違いです。会期中の6月議会でも市議として戦争法案反対の声を上げていきたいと思います。

夜の8時過ぎまで真剣な議論が続きました。(正面は宮腰弁護士)




2015年6月2日火曜日

なにやら四方山話⑪

スクールガードがんばります!

このたび大和田小学校などを対象にしたスクールガードをすることになりました。毎日ではありませんが、都合のつく範囲で担当します。なかなかやってくれる方がいないようで、学校の先生からも喜んでいただきました。登下校の時間帯ですから、朝は7時から、午後は3時からで、場所はローテーションです。

同校を通学するには、国道296号線(通称・成田街道。江戸時代は成田山へ参拝に行くために使われた道で旅籠も多くあったようです)、県道201号線を歩かねばならず、いずれも車両の通行が多い道です。

実は、我が家の25才になる三男が5才の時に国道296号線(成田街道)で車にはねられて救急車で搬送されたことがあります。幸いにして大事には至りませんでしたが、車の往来が激しい道で、しかも、その割には道幅が狭くて歩道も狭い大人でも危険な道です。

以前から気にはなっていたのですが、会社勤めの身では間々なりません。議員になり時間も調整できるようになったので、スクールガードをやっている町会役員の方に申しでました。

さあ、子供たちの安全のために頑張ります。


県道201号沿いにて。朝のスクールガードです。