2013年9月25日水曜日

なにやら四方山話②

猫は政治家?その② 
先日、「猫は政治家に似ている」と書いたが、もう一つ気がついた。 動物の本能で自分のテリトリーを守るためにケンカをするのは猫に限らないが、猫のケンカは実戦まで実に長い。相手と対峙してから30分位は平気で「フー!フー!」と威嚇し合う。そんな場面に遭遇すると「なんだよ、うるせーな。早いとこ勝負しろよ。犬なら、すぐだぜ!」などと思ってしまう。すると愛猫家の細君は「猫は平和主義者。できれば争いはしたくない。お互いに様子を見ているから長くなる」と解説してくれた。

「ホントかよ」と思ったが、そうであれば、これまた「政治家」だ。平和主義者かどうかは別にしても、オモテ向きは「対決」するポーズをとって「ほら、自分は、こんなにガンバっている」と「不退転の決意」を世間にアピールしつつ、実は「落としどころ」を考えているのだ。お互いパフォーマンスの真っ最中に周りから少しでも音や声(世論、情勢)がするや、本心は「しめた!」と思いながら双方は瞬時に戦闘回避をするのだ。実に見事な「政治判断」だ。「政治信念を貫徹し、闘い抜こうと思ったが、状況を熟慮した結果の最善の判断である」と言えば良民は「しょうがない」と考える。そして「オモテ向きの政治的対決」は繰り返される。私たちは騙されて「しょうがない」と思ってはいけない。

2013年9月24日火曜日

なにやら四方山話①

猫は政治家?
我が家では3匹の猫を飼っている。3匹とも15才の老猫だ。かつて6匹の猫、1匹の犬、多数の金魚と同居していたが現在は先述の状況だ。実は、私は犬派で猫は苦手だ。しかし、家庭で「非猫派」は私一人の少数派で、多数派の後塵を排するしかない。多数決とは一見は民主的だが、時として数の暴力でもあるということを実感する日々だ。  

さて、なぜ猫が苦手かと言えば。①プライドが高くて気分屋②我がままで、そのくせ餌がほしい時は甘えてくる。しかし用済みとなれば無視③飼い主ではなく家に住む。といわれるように勝手。等だ。最近、「あれ?何かと同じだぞ」と気がついた。そうだ、政治家に似ているのだ。 ①のように、特に二世議員に見られるように、学校のお勉強は別として社会的常識という点では問題が多く、しかも、やたらプライドが高い。②プライドが高いから、威張っていて気分屋。しかし餌(投票)がほしい時(選挙)は有権者にはヘラヘラする。当選すれば公約など無視だ。③視点は家(国民・地域市民)ではなく自分の利権やしがらみ。実に勝手な輩だ。  

全てとは言わないが、そうなると、少なからずの政治家(国会議員、地方議員)は実に不愉快な存在ということになってしまう。そう考えると、たまには疲れた心を癒してくれる猫のほうが幾分はマシなのだろう。



2013年9月23日月曜日

不肖・三田登がモノ申す!①

東京オリンピック・パラリンピックで「おもてなし」はできない
去る9月8日のIOC委員による投票の結果、2020年大会は東京に決定した。招致レースでの日本招致決定へのポイントはインフラ整備より、「国民の支持」そして「原発事故による放射能汚染問題」がポイントだったはずだ。政府は選手とともにタレントを起用して「おもてなし」などとアピールして評価を得たという。

 しかし、本当に問題なく「おもてなし」できるのか。安倍首相はIOC総会での「福島第1原発の汚染水問題」について「状況は完全にコントロールされている」とアピールして胸を張った。しかし、事実は逆だ。原発事故現場は未だまともに入ることもできない制御不能な状態が続いている。気象庁気象研究所が「毎日、計600億ベクレルのセシウム137とストロンチウム90が港湾外に放出されている」とIAEAの科学フォーラムで報告した。毎日、大量の汚染水が海に流れ、地下に入り込んでいるのだ。当初、期待されていた「アルプス」という放射性物質除去装置は機能せず停止してしまっている。  

そもそも、あの東電でさえも「コントロールできていない」と言っている。世界に嘘を発信した安倍首相の政治責任は極めて大きいはずだが、大マスコミは殆ど問題にしていない。アベノミクスが所詮は大借金によるもので、国民に恩恵はなく、何本の矢を射ても、ただ国民に膨大な負担を強いるだけの愚策であることも指摘せずに政府の情報をたれ流ししている。また、民主党を始めとした無力な野党も重大な責任があることは言うまでもない。

 昔ほどの経済効果が期待できない東京オリンピック・パラリンピックのために巨額の税金を使うなら、いまだに避難所生活に苦しんでいる方々への生活支援を強化し、いつの間にかカジを切りかえた「原発推進」から脱原発政策を推し進めることのほうが先だ。「おもてなし」の相手を、はき違えているのは明白だ。

2013年9月18日水曜日

三田登と共に市政を考える会①

~8/25「第1回市民懇談会」が成功に終わる~
約40名の市民が参加して市政に関する意見交換と交流が行われる!

酷暑にもかかわらず約40名の市民が参加!

去る8月25日に八千代台東南公民館(会議室)において、「三田登と共に市政を考える会」主催の「第1回市民懇談会」が開催されました。当日は酷暑にもかかわらず約40名の市民が参加しました。中には噂を聞いて隣の佐倉市から参加した市民もいました。懇談会は「情報公開と市民の会」代表の曽我さんの司会で進行。考える会・三田代表がコーディネーターを努めました。

まず、三田代表から用意された資料に基づいて、八千代市の市制施行から近年までの経緯と歴代市長による市政の問題点と経過、いま八千代市が抱えている問題と現状などが話されました。とりわけ、①歴代市長がいずれも利権誘導型の市政②東京女子医大誘致(八千代医療センター問題③新川ハコモノ計画問題④市議会の腐敗⑤豊田市長リコール運動⑥秋葉市長による市民への背信⑦赤字財政と老朽化した多くの公共インフラ。などの資料説明がありました。

積極的な発言が続き、懇談会が盛り上がる!

その後、フリートークとなり、参加者から積極的な発言がありました。主婦の方から「八千代医療センターに救急搬送されたが応対が悪く憤慨した。医療水準も低い。他の病院で通院している」など、医療センター問題に関する発言がありました。医療センターは大澤市長(汚職で辞職、懲役刑)と豊田市長が「東京女子医大ありき」で誘致を進めた疑惑だらけの事業です。

 2004年に市民有志による「支援金差し止め訴訟」が取り組まれ、最高裁まで争いましたが、2009年に敗訴した経緯があります。誘致に伴う支援金として20億円にのぼる土地代の他、約82億円を2004年から2020年まで分割して支払うというものです。本年度も約4億7千5百万円を医療センターに支払っています。しかし、医療センターは3年前から黒字続きで、24年度も約4億5千万円の黒字です。「財政赤字に苦しんでいる市が、なぜ黒字の医療機関に財政補助をしなければならないのか。秋葉市長は助成計画を見直すべきだ」という意見が出ました。

また、複数の参加者から「ハコモノを建設するのはおかしい。何とかならないか」「秋葉市長は公約違反だ」「中止させる法的手段はないのか」など、新川ハコモノ建設に関する意見が多くありました。また、「市議選で多くの市民派候補を擁立して、当選させなければ議会は変わらない」など、来年の市議選に向けた運動づくりを求める意見もありました。

さらには市外から参加した市民から「『市民が主役の会』は何故、秋葉氏なんか擁立したのか」など、市長選での市民運動の側の責任を問う意見もありました。

秋葉市長への責任追及を!ハコモノ中止実現を!

 八千代市が抱えている重要な課題は、①財政赤字②財政危機に直結する新川ハコモノ計画③「行政の監視役」として機能しない議会④福祉・教育行政の遅れ⑤老朽化した既存の公共インフラ。という意見でした。総じてこれらは長く続いてきた「利権・しがらみ」の民意不在の市政による当然の帰結と言えるでしょう。

「なんとかしなければ、このままでは大変なことになる」と、八千代市民は3年前から「住民投票条例制定運動」「議会基本条例制定運動」「市長リコール運動」「請願・陳情活動」を展開し、運動で蓄積したエネルギーを出直し市長選勝利という形で結実させたのです。秋葉氏が報道陣への当選インタビューで「これは市民の勝利だ」と語ったのは当然のことでした。それだけに就任直後からの「新川ハコモノ計画の容認」という方向転換は許されない市民への背信行為でした。私たちは秋葉市長の責任を徹底的に追及し、ハコモノ中止への道筋を切り拓くことが「秋葉擁立の責任」に応えることになると言えるのではないでしょうか。

求められる、情報公開・市民参加の議会!

秋葉市長の裏切りの背景に、市議会における多数派を形成する守旧派=旧豊田市長派の存在があることは明らかです。市長の提案も議会の了承がなければ実現しません。守旧派に全面的に歩み寄ることで自身の保身に走ったのです。彼の後ろには応援する市民がいたのに…。実に愚かな選択です。

損得勘定だけで動く政治家に「民意」という理念は皆無です。2011年の3月議会に「八千代市議会基本条例制定」が市民から陳情され、本議会で採択されました。千葉県では当時4自治体(現在6自治体)しか条例化されておらず、さらに市民からの陳情で採択されるのは画期的なことでした(ちなみに筆頭陳情者は三田氏でした。)

基本条例のポイントは「議会報告会などの情報公開と市民協議」「市民参加型議会運営」の実施でしょう。議会は1年後に重い腰をあげ、「議会基本条例研究会」なる「任意団体」を発足させましたが、1年ほどかけて「研究」して答申もどきを議長に提出して解散してしまいました。その後、塩漬け状態です。公費をかけてアリバイ作りを行ない、何もしない議会は「腐っている」としか言いようがありません。「市民が主役の市政」を実現するための議会運営を実現するため、来年の市議選に多数の市民派候補が決起することが望まれます。第1回市民懇談会の成功は、その契機となることを期待します。

会報No.1