2023年12月1日金曜日

不肖・三田登がモノ申す!(158)

 市民の声ですべてのオスプレイの飛行を止めよう!

「またか!」思わず声に出た。

29日午後2時45分ごろ、米空軍横田基地所属の輸送機CV22オスプレイの残骸とみられるものが屋久島沖で発見。乗組員8人は絶望的だ。防衛省によると、「オスプレイによる国内での死亡事故は初めて」としているが、沖縄では墜落事故を起こしている。

これまでも米軍のオスプレイ事故が多発しており、近年でも2022年3月にノルウェーで墜落して4人死亡、6月にカルフォルニアで墜落して5人死亡、2023年8月にもオーストラリアで墜落して3人が死亡。すでに56人の米兵の命が失われている。そして今回の事故だ。事故といっても、オスプレイのクラッチなどの欠陥は以前から指摘されており、それでも米兵を搭乗させているのは、もはや国家による殺人だ。

その殺人を顧みないアメリカ以外の国が日本だ。オスプレイが欠陥機であることはすでに有名で、配備しているのはアメリカだけだったが、アメリカの要求に従って17機(3600億円)の配備を安倍政権が強行。岸田自公政権も継続。木更津基地の「暫定配備」を経て、今後は地元の反対の声を無視して佐賀空港に配備される。欠陥機が日本中の空を飛ぶのだ。考えただけでも恐ろしい。

これまでの繰り返された「事故」が日本の自衛隊なら起きないなんてことはあり得ない。岸田自公政権は自衛隊員や住民の命や財産より、アメリカにいい顔をすることのほうが大事だと考えているのだ。

そこまでする背景は、日本を戦争する国にしてアメリカと共同して軍事行動をするためだ。そのために岸田自公政権は国内総生産比1%程度で推移していた防衛費(軍事費)について、5カ年計画の最終年となる2027年度には関連費と合わせて2%に倍増する方針を決めた。27年度には年約11兆円となる。仕上げは憲法改悪だ。

国民が異常な物価高や30年も上がらぬ賃金などで厳しい生活を強いられているのに増税で防衛費(軍事費)を捻出しようと考えている岸田自公政権も、それにすり寄る維新、国民民主も断罪されなければならない。

来年は総選挙が予定されている。国民の怒りの審判が求められる。