再建された富岡駅前にて |
いたるところに山積みにされたままのフレコンバック |
当日はいわき市に住む「原発事故の完全賠償をさせる会」事務局長の管家新さんがガイドしてくれました。
富岡町~大熊町~双葉町~浪江町のルートで現地を訪問。4年前にも同様のツアーを行いましたが、当時は、瓦礫の山、仰向けの自動車など、生々しい被災の爪痕が多く残っていましたが、現在は一見して街並みは「復興」しているように見えます。しかし、現在も5万人以上の市民が避難所生活を強いられています。
バスで国道6号線を走ると、道沿いの住宅、商店、会社、学校など帰還困難区域が延々と続き、人影はありません。まさにゴーストタウンが続きます。
最後に浪江町にある「希望の牧場」に立ち寄って、代表の吉沢正巳さんの話を聞いてきました。国会前抗議行動に参加した方なら、牛のモニュメントを軽トラに乗せて街宣している光景を見たことがあるはずです。それが吉沢さんです。
市民に熱弁をふるう吉沢さん |
300頭の牛たちはどうすればいいのか |
牧場にはボランティアも駆けつけ、牧場は運営されています。外国のマスメディアでも報道されています。
「希望の牧場」前にて |
「安くて安全」という原発神話は、とうの昔に崩壊しています。それでも、13兆円もかけて東電を支え、「もんじゅ」の失敗で1兆円以上をドブに捨てました。しかも、その負担は国民に押しつけようとしています。
原発が稼働ゼロの時期、国民生活に電力不足はありませんでした。政府は再稼働した原発を再びゼロにして、再生可能エネルギー政策に本気で取り組むべきです。
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