2013年9月18日水曜日

三田登と共に市政を考える会①

~8/25「第1回市民懇談会」が成功に終わる~
約40名の市民が参加して市政に関する意見交換と交流が行われる!

酷暑にもかかわらず約40名の市民が参加!

去る8月25日に八千代台東南公民館(会議室)において、「三田登と共に市政を考える会」主催の「第1回市民懇談会」が開催されました。当日は酷暑にもかかわらず約40名の市民が参加しました。中には噂を聞いて隣の佐倉市から参加した市民もいました。懇談会は「情報公開と市民の会」代表の曽我さんの司会で進行。考える会・三田代表がコーディネーターを努めました。

まず、三田代表から用意された資料に基づいて、八千代市の市制施行から近年までの経緯と歴代市長による市政の問題点と経過、いま八千代市が抱えている問題と現状などが話されました。とりわけ、①歴代市長がいずれも利権誘導型の市政②東京女子医大誘致(八千代医療センター問題③新川ハコモノ計画問題④市議会の腐敗⑤豊田市長リコール運動⑥秋葉市長による市民への背信⑦赤字財政と老朽化した多くの公共インフラ。などの資料説明がありました。

積極的な発言が続き、懇談会が盛り上がる!

その後、フリートークとなり、参加者から積極的な発言がありました。主婦の方から「八千代医療センターに救急搬送されたが応対が悪く憤慨した。医療水準も低い。他の病院で通院している」など、医療センター問題に関する発言がありました。医療センターは大澤市長(汚職で辞職、懲役刑)と豊田市長が「東京女子医大ありき」で誘致を進めた疑惑だらけの事業です。

 2004年に市民有志による「支援金差し止め訴訟」が取り組まれ、最高裁まで争いましたが、2009年に敗訴した経緯があります。誘致に伴う支援金として20億円にのぼる土地代の他、約82億円を2004年から2020年まで分割して支払うというものです。本年度も約4億7千5百万円を医療センターに支払っています。しかし、医療センターは3年前から黒字続きで、24年度も約4億5千万円の黒字です。「財政赤字に苦しんでいる市が、なぜ黒字の医療機関に財政補助をしなければならないのか。秋葉市長は助成計画を見直すべきだ」という意見が出ました。

また、複数の参加者から「ハコモノを建設するのはおかしい。何とかならないか」「秋葉市長は公約違反だ」「中止させる法的手段はないのか」など、新川ハコモノ建設に関する意見が多くありました。また、「市議選で多くの市民派候補を擁立して、当選させなければ議会は変わらない」など、来年の市議選に向けた運動づくりを求める意見もありました。

さらには市外から参加した市民から「『市民が主役の会』は何故、秋葉氏なんか擁立したのか」など、市長選での市民運動の側の責任を問う意見もありました。

秋葉市長への責任追及を!ハコモノ中止実現を!

 八千代市が抱えている重要な課題は、①財政赤字②財政危機に直結する新川ハコモノ計画③「行政の監視役」として機能しない議会④福祉・教育行政の遅れ⑤老朽化した既存の公共インフラ。という意見でした。総じてこれらは長く続いてきた「利権・しがらみ」の民意不在の市政による当然の帰結と言えるでしょう。

「なんとかしなければ、このままでは大変なことになる」と、八千代市民は3年前から「住民投票条例制定運動」「議会基本条例制定運動」「市長リコール運動」「請願・陳情活動」を展開し、運動で蓄積したエネルギーを出直し市長選勝利という形で結実させたのです。秋葉氏が報道陣への当選インタビューで「これは市民の勝利だ」と語ったのは当然のことでした。それだけに就任直後からの「新川ハコモノ計画の容認」という方向転換は許されない市民への背信行為でした。私たちは秋葉市長の責任を徹底的に追及し、ハコモノ中止への道筋を切り拓くことが「秋葉擁立の責任」に応えることになると言えるのではないでしょうか。

求められる、情報公開・市民参加の議会!

秋葉市長の裏切りの背景に、市議会における多数派を形成する守旧派=旧豊田市長派の存在があることは明らかです。市長の提案も議会の了承がなければ実現しません。守旧派に全面的に歩み寄ることで自身の保身に走ったのです。彼の後ろには応援する市民がいたのに…。実に愚かな選択です。

損得勘定だけで動く政治家に「民意」という理念は皆無です。2011年の3月議会に「八千代市議会基本条例制定」が市民から陳情され、本議会で採択されました。千葉県では当時4自治体(現在6自治体)しか条例化されておらず、さらに市民からの陳情で採択されるのは画期的なことでした(ちなみに筆頭陳情者は三田氏でした。)

基本条例のポイントは「議会報告会などの情報公開と市民協議」「市民参加型議会運営」の実施でしょう。議会は1年後に重い腰をあげ、「議会基本条例研究会」なる「任意団体」を発足させましたが、1年ほどかけて「研究」して答申もどきを議長に提出して解散してしまいました。その後、塩漬け状態です。公費をかけてアリバイ作りを行ない、何もしない議会は「腐っている」としか言いようがありません。「市民が主役の市政」を実現するための議会運営を実現するため、来年の市議選に多数の市民派候補が決起することが望まれます。第1回市民懇談会の成功は、その契機となることを期待します。

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