2023年5月8日月曜日

不肖・三田登がモノ申す!(154)

「憲法を活かす会・千葉県協議会」主催の「千葉県憲法集会」に多くの市民が結集!

講演する安田さん

5月6日に、「憲法を活かす会・千葉県協議会」主催の「千葉県憲法集会」が千葉県教育会館にて開催され、私も参加してきました。同集会は毎年あり、私が何度か参加してきたなかでは最も多くの参加者があり、会場は満席でした。それだけ、近年の岸田自公政権による、改憲・軍拡路線に対する危機感があるのだと感じました。

当日は、ジャーナリストの安田浩一さんの講演。演題は「憲法と人権~日本社会の差別と偏見を考える~」。

安田さんは、ヘイトに対する基本的な位置づけとして「どんなに努力しても変更できない属性(たとえば民族、性別とか)への差別」と規定します。

とりわけ、「ヘイト社会のつくられ方」に関して、かつての関東大震災で「朝鮮人が井戸に毒を入れる」などのデマが拡散され、多くの在日朝鮮人が虐殺されたことも同様の差別意識が背景にあったと。そして、いまだにネトウヨなどが同様のデマサイトを拡散しているという現実。

ヘイトデモは「敵」を捜して回る「娯楽」となっており、反沖縄運動、反部落解放運動、貧困・生活保護バッシングなど拡大され、実は国やメディアも差別を煽っている。と指摘します。

満席の会場

そして、右翼ではない一般市民でも、マイクロアグレッション(無意識の偏見や差別によって、悪意なく誰かを傷つけること)の危険性のなかに常にあるという事実に私たちも敏感になるべきではないかと考えさせられました。

いずれにせよ、岸田自公政権は、日本社会の差別と偏見を利用して、改憲と軍拡化をめざしています。統一地方選が終わり、今後は国会解散~改憲国民投票~戦争する国づくりへの動きが加速されることでしょう。私たちのたたかいは続きます。

なお、この後、強風のなか、参加者が街頭に繰り出し、周辺をパレードして通行中の市民に改憲と軍拡反対をアピールしました。

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