2024年3月27日水曜日

何やら四方山話(83)

「さようなら原発全国集会」に6000人の市民が結集!

3月20日に代々木公園で開かれた「さようなら原発全国集会」に参加してきました。当日はあいにくの雨模様でしたが、八千代市からも「脱原発八千代ネットワーク」など18名の参加。集会も約6000人の参加で原発反対の声をあげました。

前段の松元ヒロさんの話も面白かったけど、鎌田慧さんの「あきらめずに声を上げて廃炉、脱原発に向かっていこう」のアピールや、澤地久枝さんの車椅子からの訴えは胸に迫るものがありました。

忘れがちですが、2011年3月11日に発せられた「原子力緊急事態宣言」は未だに解除されていないし、事故も収束していません。帰還困難区域、原発事故で避難を命じられた福島県の12市町村では事故前と比べて半分以上の人が戻っていません。関連死は2千人を超えており、福島県内外への避難者数は2024年2月時点で2万6277人。

にも関わらず、岸田政権は福島原発事故などなかったかのように原発再稼働に舵を切り、「可能な限り原発依存度を低減する」としてきた従来の立場を変え、昨年末に、原発の新増設、原発の再稼働、原発の運転期間延長などを内容とする「原発回帰」に大転換する基本方針を決定しています。

しかも、GX=グリーントランスフォーメーション基本方針を決定。そこでは「原子力の活用」を強調。原発の再稼働の推進、老朽化した原発の稼働延長、これまでタブー扱いだった新設にも踏み込んでいます。

そして、多くの反対の声を無視して汚染水の海水放流を強行。一方、2018年に野党が衆議院に提出した原発ゼロ基本法案は塩漬けされたまま。かくして、福島第一原発の事故処理、デプリ取り出しは1ミリも進まず、計画のロードマップは絵空事となっています。

状況を変えることができるのは「原発はいらない」の国民の声です。

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