2023年10月5日木曜日

市議会レポート(63)

9月議会で一般質問をしました(後編)

去る9月27日に八千代市議会の9月議会(第3回定例会)が閉会しました。大変遅くなりましたが、前回に続き、私4つの一般質問の後半3つを掲載します。

②市は埋設されている放射能汚染土のフレコンバッグを定期交換せよ!

2011年3月11日の東日本大震災における福島第一原発の事故により、放射性物質の飛散が各地で問題になりました。当時、八千代市でも2012年から2013年にかけて除染や一時保管作業が行われました。作業内容としては汚染土壌を削り、それをフレコンバッグ(保管用の袋状の包材)に包んで地中に埋設されたのでした。

学校では勝田台中学校、勝田台小学校、新木戸小学校、村上中学校、勝田台南小学校に合計508袋が地中埋設されています。また、公園では萱田地区公園、八千代台北子供の森、八千代台近隣公園、八千代総合運動公園、米本第1公園、もえぎの公園に合計で127袋が埋設されています。

フレコンバッグの耐用年数は5年とされており、2017年に交換されています。私は、これまで2回の質問でこの問題を取り上げ注視してきましたが、ここ6年間で交換されていない点を指摘したところ、市側は「問題ないので今後の交換は見送ることにした」と答弁。これは市民の安全安心を無視した方針転換です。

汚染土には人体に害のあるセシウム等が含まれており、もしフレコンバッグが破損したら水脈に沈着し、井戸水を汚染する可能性もあります。三田議員は従来の方針であった5年に一度のフレコンバッグ交換を実施すること強くも求め、市も再検討する旨の答弁を行いました。

③市営霊園の芝生墓地の増設と合葬式墓地の昇降機再稼働を!

市営霊園は芝生墓地が1828区画。合葬式墓地はまだ空きがあるものの芝生墓地は完売となりました。八千代市での高齢化はさらに進んでおり、それに伴い墓地の需要はさらに増加していくと思われます。私は市営霊園の芝生墓地や樹木葬増設のために第2市営霊園設置の検討を求めました。

八千代市の今後の人口減少化を鑑みて、墓地が市内にあることによって次世代が「引き続き八千代市に住み続けよう」という環境づくりにも繋がります。

また、合葬式墓地には2階へ納骨に行く際に車椅子や杖などを使用する遺族のために昇降機が設置されていましたが、年30~40万円の経費削減のために2年前から停止されています。このままだと遺族が故人との最後のお別れに立ち会えない事態が考えられます。私は昇降機の再稼働をあらためて求めました。

④市民のために市運営バス停留所にベンチを設置せよ!

バスは市民にとって貴重な交通手段ですが、八千代市では民間路線バスの廃線の増、ぐるっと号の廃止、コミュニティバスの八千代台コース以外の廃止など、交通弱者が増えており対策が急がれており、コンパクトカーやデマンドタクシーなどの案が議会でも提案されています。

また、現在、市が運営しているバスは八千代台コースを走るコミュニティバスとふれあいバスがありますが、いずれも市はバス停にベンチを設置していません。

コミュニティバス(八千代台コース)の利用者は延べで年54,216人。ふれあいバスの利用者は延べで年30,037人と多くの市民が利用しており、本数が少ないだけに早めに来て待つ人も多く、それだけにベンチがほしいという声も多いのです。

私は、市が運営するバスならば市が責任をもってベンチを設置することを求めました。


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