2021年11月4日木曜日

不肖・三田登がモノ申す!(143)

 ~2021総選挙~

今後も野党共闘の継続と発展で政権交代をめざせ!

総選挙の結果については残念でしたが、野党共闘の意義は揺るぎません。野党一本化した217選挙区では62勝しており、善戦しています。また、前回と違い、全体の4割が接戦でした。

維新が約4倍に「躍進」しましたが、維新の本質は第3極ではなく、自公の補完勢力でしかないことが結果的にクローズアップされなっただけのことです。今後、国民はその正体を知ることになるでしょう。

ちなみに英ガーディアン紙は、「日本の選挙、右翼ポピュリストが大阪で圧勝的得票」と報道。外国は日本をよく観察していますね。

共産党は比例の票が減ることを覚悟して、多くの選挙区で身を引いたので、ある程度の議席減少は予想できましたが、立憲は議席増が当たり前なのに14減とは酷すぎます。枝野代表の辞任もしかたがないところでしょう。

野党共闘は7割以上が「住み分け」できたものの、実際の選挙戦では思ったより上手く機能していなかったのも事実ではないでしょうか。しかし、野党共闘はこれが初めてです。「やっぱり駄目だったじゃないか。野党共闘は見直そう」などという考えは自公政権の思うつぼです。

事実、不穏な動きが早くも始まっています。維新の松井代表は憲法改正について「来年の参院選挙までに憲法改正案と国民投票を実施すべきだ」と2日の記者会見で発言しました。予想以上の41議席確保で、だいぶ調子にのっているようで、国民の多くが改憲には反対であることを忘れたようです。今回は維新にとっては結果オーライ選挙。国民はいつまでも騙されません。維新の勢いはそう続かないでしょう。

野党共闘の意義と成果を踏まえつつ、何が足りなかったかを総点検して、今後に繋げていく必要があります。そして、来年の参議院選挙では、野党共闘の継続と発展で、まずは「ねじれ国会」の実現をめざしましょう。その先には政権交代があるはずです。



0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。