2016年12月31日土曜日

不肖・三田登がモノ申す!(71)

~先の見えぬ福島原発事故・汚染水対策~
それ、みたことか。役に立たない凍土壁!

案の定、福島原発の汚水対策の凍土壁について、原子力規制委員会は「効果が限定的」と判断。井戸からの汲み上げによる地下水位の調整を求めていることが報道されています。

しかし、そもそも、凍土壁は「高濃度汚染水対策の切り札」とされていたはず。すでに建設費345億円の国費が投じられ、しかも、膨大な電気料金を日々費やしているシロモノ。当初から効果に疑問の声が出ていました。

経済産業省は、福島原発事故の(事故処理費21.5兆円)賠償費のうち、2.4兆円を送電網の使用料である託送料や、新電力の料金への上乗せなどの方針を示し、責任と負担を国民に転嫁させようとしていますが、その無責任さには呆れるばかりです。

また、「高速増殖炉原型炉・もんじゅ」の廃炉が決まりつつも、いまだに政府は「核燃料サイクルは堅持する」といいます。しかし、プルサーマルでも原発政策の展望を失っています。それでも続ける理由はただひとつ。各電力会社の資産と経営を支えるため。そのために、国民の命と生活は二の次だと考えているのは明白です。

お隣の韓国では、国民の声で大統領を辞任決定に追い込みました。「いや、日本だって国民の声でアベ自公政権を打倒するべき情勢なのに…。」と思っているのは私だけではないはずです。

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