2014年8月17日日曜日

三田登と共に市政を考える会⑮

~台風水害問題・住民説明会を市が打ち切り~
秋葉市長はミスを認めて全被災者に実害補償を実施すべきだ!
昨年10月の台風26号により400棟以上の床上・床下浸水と約200台の自動車が浸水被害に遭いました。被害拡大の原因は市の排水整備の遅れ、警報サイレンの整備不良によるものでした。これは当時、新聞報道でも指摘された点です。昨年12月議会において、三田登を筆頭陳情者として「①台風26号による被災者が被った損害の調査を行ない、実害に応じた補償を実施すること②今後の具体的な水害対策の実施すること」を陳情し、常任委員会及び総括審議において双方とも満場一致で採択されたことは過日の当ブログでも発信しました。

しかし、秋葉市長は議会の意志を無視し続けています。実は、3月議会を前にした2月21日に、採択内容の早期実施を求めた「申し入れ書」を市長に提出しようとしたところ、秋葉市長が受け取りを拒否した事実をこの場を借りて報告しておきます。

「採択に応える気はないのか」と説明会場で私が秋葉市長に問いただしましたが、まともに答えず、はぐらかし答弁に終始。彼の姑息さにあきれました。被災後、市は11月10日に小板橋自治会、17日に北東自治会で第1回住民説明会をおこないましたが、ろくな調査報告もなかったため、双方とも紛糾して終了。3月16日に第2回住民説明会が行われたものの、調査報告も間に合わず、前回と同様に「警報器が鳴らないなど市の過失は明らか」という市民らの声に対して、秋葉市長は「自然災害だ」と主張。僅かな給付金の上乗せで乗り切ろうと考え、また両説明会を1日で済まそうと言う安直さ。当然、時間不足となり、またも紛糾のまま終了というお粗末さ。

そして8月9日~10日の第3回住民説明会で出した調査結果は「台風26号降雨は最大58.5㍉/時で、10年~15年の確立年度」とし、ようするに「めったにない予測を超えた雨量だから行政に責任はない」という呆れた言い訳なのでした。今後の対策として①京成軌道を横断するバイパス管の布設②大和田南小校庭の調整池③高津調整池拡大③警報サイレンの適切な運用管理。などが示されましたが、肝心の①~③はまだ先の話で、今年も予想される台風被害への対策は示されていない状況です。

今後のことも大事ですが、これまでの被害に対する対応は相変わらず。紛糾したのは当然でした。「車の被害額は大きい」「土地の評価額が下がる」という声や、訴訟を検討している市民からは、弁護士を通した内容証明が会場で配布されました。行政のミスであるにも拘わらず、「自然災害だ」と居直り、果ては「住民説明会は、今回で終了」と一方的に市民との話し合いの打ち切りを宣言。今後はどうも代表者会議のような形にして問題を曖昧にしようと考えているように思えます。被災した市民にとっては切実な問題です。今後も「防災と補償」について被災者のみならず地域住民と問題を共有化して取り組んでゆくことが求められていると思います。

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